パワハラ・トラウマに対するブリーフセラピーの適用(3章)


長谷川明弘 パワハラ・トラウマに対するブリーフセラピーの適用(3章),pp.69-111.

 

岡本浩一・長谷川明弘 (編)

パワハラ・トラウマに対する短期心理療法(ブリーフサイコセラピー)-ブリーフセラピー・臨床動作法・NLPの理論と実際 

2019 ,神奈川・春風社.

2019年3月28日発行(全300頁)

 

▶編著者(掲載順):岡本浩一、長谷川明弘

▶著者(執筆順):飯森洋史、小林能成、長谷川明弘、岡本浩一、大谷彰

 

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家族療法に始まるブリーフセラピーの歴史と個人療法と家族療法やブリーフセラピーなどシステム論に基づいた心理療法の特徴と日本への導入の歴史を紹介した後、ブリーフセラピーの定義とその特徴、ブリーフセラピーとブリーフサイコセラピー(短期心理療法)の用語説明、ミルトン・エリクソンとグレゴリー・ベイトソン、直線的因果律と円環的因果律といった認識論、一般システム理論とサイバネティックスの解説を行った。

さらに行為と見方や変化の要件と行った筆者の考えを紹介した。また人格構成理論と社会構成主義、変化の6段階、オンゴーイング・アセスメントの解説をした。その後、「トヨタ生産方式」との共通点、ブリーフセラピーへの批判を紹介した。

ブリーフセラピーの代表的なアプローチであるストラティージック(戦略的)アプローチ、MRIアプローチ、ソリューション・フォーカスド・アプローチについてその特徴や用語の解説、担当した学級崩壊の事例の紹介を交えた。

最後に参加者からの質疑応答に応えた。ブリーフセラピーを実践する上での手順をチャートで示した。