長谷川明弘 (2008)
臨床動作法と自己治癒力-主体性を活性化させる心理療法-,
看護学研究,第72巻3号,pp218-223,東京:医学書院
2008年3月1日
▶概要:臨床動作法を自己治癒力という観点から論じた。動作法の歴史的な展開を解説した後、筆者が実践した思春期、壮年期、高齢期の事例の要点を示した。結論として、臨床動作法は、動作を有効な資源として主体が活用して、動作に向き合う活動そのものが、主体が自分に向き合う活動となっている。つまり、自己治癒力が発揮される条件と平行な関係にあると考えるか、この過程そのものに自己治癒力を包含していると考えられた。
▶キーワード:臨床動作法 自己治癒力 主体