心理療法特論


  • 担当時期:2013年度~2023年度+
    • 担当機関:東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科
      • 2018年度まで2年次配当、2019年度まで金曜6限、2020年度から2023年度まで月曜6限
    • 担当機関:帝京大学大学院文学研究科 

 

心理療法特論 半期(前期) 2単位

    • 英文科目名:Psychotherapy
    • 担当教員:長谷川明弘
  •  テーマ・内 容
    • 本科目では、心理療法の様々なアプローチ・モデルを取り上げ、国内外の文献や事例に基づいて知識を深め、受講者との議論を通して理解を促す。時に視聴覚資料を使用し、実習を導入する。
    • 科目全体を通して、心理療法の様々な理論を取り上げる。特に精神分析や分析心理学、人間学・実存主義、学習理論・認知理論、ブリーフセラピー、家族療法、催眠法、臨床動作法といった心理療法モデルに注目する。また受講者には、自らの実践事例もしくは文献から事例を提示することが求められる。
    • なお受講者数によって授業計画が変わる。第1回の講義の折に受講生と計画を打ち合わせることがある。
  • 到達目標
  1. 心理療法について様々な理論の知識を深め、説明できる。
  2. 人間理解のために特に心理療法の理論的な視点から臨床事例について考え、文章で説明する事ができる。
  3. 本科目を通じて、受講者が心理療法の実践の中で、どのように適用し、その効用と限界に関して適切に文章で説明することができる。 
  •   授業時間外の学習(予習復習)
    • 各授業毎に記載するので下記の「授業計画」を参照のこと。
  • 成績評価の方法・基準
    • 授業への参加の積極度、発表、提出物、授業内での発言などが対象範囲となる。 
      • 具体的には①各回の課題、②討議への参加度、③学期末レポート、などにより評価する。
    • 評価の方法:
      • ①学習態度・リアクションペーパー30%、②発言・応答(成果発表)30%、③レポート40%
    • 評価の基準:

①全体的な基準の目安としては、到達目標をどれだけ達成したか
②学習態度・リアクションペーパーは、授業毎に課す課題について記述内容が講義内容に則しているか。
③成果発表(発言・応答)は、成果発表は、プレゼンテーションや討議を通じて、受講者自身の意見・考えを伝達するだけでなく他の受講者の意見や考えに対して広く開かれた姿勢で向き合う態度でいられたか。またプレゼンテーション内容並びにその構成について、発表者の伝えたい事柄が適切に表現されているか。
④レポートは、アカデミック・ライティングの形式に従っているか。

  • 履修者への要望
    • 授業内で指示される事前の課題や宿題は必ず準備してくること。
    • 受講者が心理療法に関する文献や自らの事例を紹介し、クラス内で討論するという授業形態を取る予定です。事前に紹介したい文献を探したり、担当事例の発表について適切な手続き(発表に関する許可・同意)を取っておいてください。
  • 履修条件(人数制限・抽選等)
  • 教科書
    • 教員が文献を随時紹介する。また受講者が自ら読みたい文献を担当教員に提案してもらう。
  • 参考書
    • 乾吉佑・宮田敬一(編) 2009 心理療法がうまくいくための工夫 金剛出版
    • デビンソン・G.・G.他(下山晴彦編訳) 2007 テキスト臨床心理学1―理論と方法― 誠信書房
    • 鑪幹八郎・川畑直人 2009 臨床心理学―心の専門家の教育と心の支援― 培風館
    • プロチャスカ・J.O. & ノークロス・J.C.(津田彰 他監訳) 2010 心理療法の諸システム【第6版】多理論統合的分析 金子書房
    • クーパー・M 2012 エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究-クライアントにとって何が最も役に立つのか- 岩崎学術出版社 
  •  参考URL

上記は、担当教員が開設しているWEB 

  •  備考
    • 受講者の人数によって授業計画が変更となる場合がある。
    • 大レポート課題
      • 大テーマタイトル:私が最も興味・関心のある心理療法について特徴を紹介し、その理由を述べる。
      • 各自が小テーマ(タイトル)を設定して記載すること。
      • フォーマット 用紙:A4、余白:上下左右各20mm、フォントサイズ:10.5ポイント、文字数行数:40字×35行。文末に文字数を()をつけて記すこと
      • 表紙には、タイトル、氏名、学籍番号、担当教員名、提出日を明記すること
      • 本文の分量は4,000文字程度とする。
      • 構成は、小見出しをつけること。必ず文献の書誌情報を明記すること。
      • 提出期限と場所は、第13回の講義中とする。
  • 授業計画
    • 第1回:オリエンテーション(心理療法特論について)〈 / 〉
      • 本科目の運営の仕方について ※登録学生数や理解度などにより内容に変更が生じることがある。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】本科目を受講する目的をまとめておく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく 
    • 第2回:精神分析モデルを知る〈 / 〉
      • 精神分析や分析心理学を中心に特徴を解説する
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】精神分析について知識を得る。
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第3回:人間学・実存主義モデルを知る〈 / 〉
      • 人間学・実存主義を中心に特徴を解説する
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】人間学・実存主義について知識を得る。
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第4回:学習理論・認知理論モデルを知る〈 / 〉
      • 学習理論・認知理論を中心に特徴を解説する
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】学習理論・認知理論について知識を得る
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第5回:ブリーフセラピー・家族療法を知る〈 / 〉
      • システム理論に基づいたモデルを中心に特徴を解説する
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】家族療法・ブリーフセラピーについて知識を得る
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第6回:催眠法を知る〈 / 〉
      • 催眠法の特徴を解説する
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】催眠法について知識を得る
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第7回:臨床動作法を知る〈 / 〉
      • 臨床動作法の特徴を解説する
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】臨床動作法について知識を得る。
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第8回:事例紹介と討論(1)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第9回:事例紹介と討論(2)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第10回:事例紹介と討論(3)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第11回:事例紹介と討論(4)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第12回:事例紹介と討論(5)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第13回:事例紹介と討論(6)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 14回:事例紹介と討論(7)〈 / 〉
      • 発表担当の受講者が事例を紹介する。
      • 他の受講者は、発表内容について疑問点や考え、感じたことを発表者に伝え、発表者を含めクラス全体で討議する。
        • 【運営の仕方】講義と演習
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】受講者は決められた発表日に備えて文献紹介の準備をする
        • 【予習】発表予定の文献が決められていれば予め読んでおく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく
    • 第15回:まとめ〈 / 〉
      • ブリーフサイコセラピーと心理療法の統合モデルについて紹介する
      • 心理療法特論を振り返る
        • 【運営の仕方】講義
        • 【提出物】ミニットペーパーを講義中に課す
        • 【課題】なし
        • 【予習】心理療法特論で学習したことを振り返っておく
        • 【復習】授業中に得た知識などを振り返ってまとめておく